2017年1月27日金曜日

Dogs Don't Tell Jokes / Louis Sachar



Dogs Don't Tell Jokes
著:Louis Sachar

Someday Angeline」の続編です。
主人公はGary、前作の主人公Angelineの友達だった男の子で、日本で言うところの中学1年生になりました。
Angelineと出会ったときから多分そうだったのですが、学校ではまぬけ(Goon)と呼ばれて馬鹿にされています。
いつもくだらないジョークばかり言っているのは、そういったことに対する、自分へのごまかしみたいなものもあるのかな。。。
ところが、学校の記念日に開かれることになったタレントショーに出演し、全校生徒の前でジョークを披露することにしたことで物語が大きく動きます。

悩みながらもがんばるGaryを応援しているうちにグイグイ引き込まれ、一気に読めてしまいます。

英語のレベルとしては、Someday Angelineよりは高いです。
前作ではGaryのジョークも分かりやすかったのですが、ジョークのレベルが上がって、なかなか意味が取れないところがありました。
タレントショーの準備でジョークを考えるところでは、不採用になるあまり面白くないジョークも出てきて、「おもしろくなさ」を表現するためにわざと意味不明になってますので、そこはまともに理解しようとすると難しいところですね。

多分、こういうのは、ネイティブでも意味不明なものも多く、分からない物はあまり気にしないくらいな軽い気持ちで読み進めた方がいいんだと思います。

我ながら生真面目なたちなので、いくつかジョークを解釈してみました。
ストーリー上それほど重要では無いものの、ややネタバレとも言えるので、下の方に記載します。
英語の勉強として読むなら、まず自分なりに考えてみてから見て頂くと役に立つかも知れません。

Lexileスコアは560となっています。
ジョークをどう考えるかですが、軽く読み飛ばせるならそんなもんかな。



■--ややネタバレ含む
【おもな登場人物】
●Gary Boone
主人公。7年生(日本の中学1年生にあたる)
GaryのGと、BooneのOONをあわせてGoon(まぬけ)というニックネームで呼ばれていて、自分でもそれを良しとしている。
周りにうまく溶け込めないところがあり、ジョークばかり言ってごまかしている。

●Angeline Persopolis
前作の主人公で、Garyの友だち。
Garyが5年生だったとき6年生のクラスに居たが、周りとうまくいかず5年生に移った。
本作では10歳だが飛び級で遠くの大学に通っていて、週末だけ帰ってくる。

●Abel
Angelineの父。
ゴミ収集が仕事。

●Gus
Abelの同僚。

●Miss. Melissa Turbone(Mr. Bone)
Garyが5年生だったときの担任。
Angelineを6年生から5年生に引き取ったことから、Abelと親しくなった。
週末はAngelineが帰ってくるので、Abel、Gus、Garyとクロッケーをすることが多いようだ。

●Joe Reed
Garyのクラスメイトで典型的な優等生。
文武両道で、性格も良く、Garyに対しても普通に接している。

●Mrs. Snitzberry
Garyのジョークによく登場する。
知っている人をジョークでコケにするのは良くないと考えて考え出された架空の人物。



■--さらにネタバレ含む(順次追加)

【Garyのジョーク解説】
前作よりGaryのジョークがちょっと難しくて理解しづらかったので、人に聞いたり自分で調べたことをまとめておきます。
ジョークは分からなくてもストーリー的にはだいたい大丈夫ですので気になった時に見ていただければ。


●Why did the boy wear a diaper to the party? - Because he didn't want to be a party pooper.
diaper:おむつ
party pooper:場をしらけさせる人。pooperにはウンチという意味もあります。

(訳)
その男の子はどうしてパーティにおむつをはいていったか? パーティをしらけさせたくなかったから(party pooperになりたくなかったから)

pooperが元々ウンチという意味で、party pooperはそこから派生した、パーティを台無しにする人という慣用句。
party pooperは直訳すれば、パーティを糞まみれにする人、というようなキタナイ言葉なんですね。
おむつをはいていけば、ウンチまみれにはならないよ、というジョークで、解説すると全く面白くないな。(笑)


●Why shouldn't you write on an empty stomach? - Because it's better to write on paper.
on an empty stomach:空腹で

(訳)
なぜ空腹のときに書き物をすべきではないか? 紙に書いたほうが良いから

これだと意味が通じませんが、write on ~は、「~に書く」という意味にもとれます。
なので、慣用句を無視して文字通り訳すと、前半は「なぜ空の胃袋に字を書いてはいけないか」となります。
2つの意味に解釈できるwrite on an empty stomachを使ったジョークですね。


●What do you do when your nose goes on strike? - Picket.
go on strike:ストライキをする
picket:ピケをはる(ストライキのときに見張りを立てたり座り込んだりすること)

(訳)
鼻がストライキをしたらどうする? ピケをはれ

音を使ったジョークです。
picketがpick itと似ていて、pick it (=your nose)で、「鼻をほじる」という意味になります。
鼻がストライキをするというのは普通は使いませんが、ピケと合わせるために普段使わない表現を使っているようです。要するに鼻が詰まっていること。
で、「ほじる」と音の似た「ピケを張る」をかけている訳ですね。


●Why'd Mrs. Snitzberry always wear two pairs of pants when she went golfing? - In case she got a hole in one.
hole in one:ゴルフのホールインワン

(訳)
Snitzberryさんは、どうしてゴルフに行くときに、ズボンを2枚はくのか? ホールインワンに備えて。

ホールインワンがダブルミーニング。
ゴルフのホールインワンを取ることと、ズボンのうちの一つに穴が開くことをかけたダジャレです。


●How do you keep fish from smelling? - Cut off their noses.

(訳)
魚がにおわないようにするには? (魚の)鼻を切り落とす

日本語でも意味が通じるといえば通じるかも。
fish smellは単体では、魚から悪臭がすること、と、魚が(何か他の物の)においをかぐこと、のどちらの意味にもとれます。
通常は魚がにおいをかぐとは思えないので、「魚から悪臭がする」意味がまず頭に浮かぶはずですが、それを利用した冗談です。


●Why'd Mrs. Snitzberry tiptoe past the medicine cabinet? She didn't want to embarrass the "Bare" Aspirin.
tiptoe:忍び足で歩く
embarrass:困らせる
bare:裸の
aspirin:アスピリン(有名な頭痛薬。バイエルというドイツの製薬会社の商標)

(訳)
Snitzberryさんは、どうして薬だなの前を忍び足で歩くの? 裸のアスピリンを困らせたくないから。

Bareと、大文字で書いていることから、おそらく、製薬会社のBayer(バイエル)とかけたダジャレと思われます。
着替えの途中で裸の時に人が通ったらびっくりするので、Snitzberryさんは裸のアスピリンを驚かせないように忍び足で歩いたわけですが、アスピリンが裸な理由は、バイエル製だからというわけです。バイエル(Bayer)と裸(bare)の音は、たぶん似ているんでしょう。


●"Matt will now tell us some of his favorite jokes."
"Well, they're not my favorites," said Matt. "I can't say my favorites."
Several people laughed.

(訳)(司会の先生)「マットは、お気に入りのジョークのいくつかを披露します」
「えっと、お気に入りではありません」マットは言った。「お気に入りは言えないので」
何人かが笑った。

主人公のGaryではなく友だちのMattの発表ですが、何人かが笑った理由が分からなくて。
どうやら、Mattのお気に入りのジョークは、タレントショーで発表できるような類いのものでは無いので、「これから言うのはお気に入りというわけじゃない」と言ったのでは無いかと。
Mattのお気に入りジョークは品がないんでしょうね、きっと。
それを知っている親しい友だちが、察して笑った、ということのようです。

favoriteは「一番お気に入り」という意味なので、一番のお気に入りは残念ながら披露できないので、次にお気に入りの披露できるやつを言うということかな。

あくまで1つの解釈として。

2017年1月20日金曜日

The Knight at Dawn (Magic Tree House 2) / Mary Pope Osborne



The Knight at Dawn (Magic Tree House 2)
著:Mary Pope Osborne

マジックツリーハウスシリーズの第2巻。
第1巻で恐竜時代に行った2人が、今度は騎士とお城の時代に。

前作以上にAnnieが自由奔放で、Jackは振り回されっぱなしです。
まぁ、そうしないと物語が始まらないのですが、ちょっとやり過ぎ感はありました。
とはいえ、7歳の妹キャラだと実際こんなもんかもしれないですね。

今回行ったところは、時代や場所の細かい設定はよく分かりません。
英語が通じてるので、中世のイングランドでしょうか。

低学年向けの内容ですが、堀とか城壁みたいな、あまりなじみが無い単語が出てくるのと、少しだけですが、城の兵士?は古い言葉を使ったりするので、その辺は調べながらになるかも。
Lexileは310ということですが、400程度くらいと思った方が安心でしょう。
いずれにしても、難しくなく、テンポ良く読めます。


■--ややネタバレ含む
おもな登場人物

●Jack
8歳の兄。本が好き。
慎重派で、きちんと調べたり計画を立ててから行動したいタイプだが、今回も自由な妹に振り回される。
とはいえ、実はちょっと好奇心に負けるときもあり、武器庫では兜を被ってピンチに。

●Annie
妹。7歳。
とにかく自由。自分で決めたら突き進む。
しかし、本ばかり見るJackに対して、「自分は本では無くて本物を見る」という言葉はわりと好きかも。
懐中電灯を使うアイディアもナイス。

●騎士
全身鎧の謎の騎士。
どうやら味方らしいがしゃべらないのでよく分からない。

2017年1月13日金曜日

Dinosaurs Before Dark(Magic Tree House 1) / Mary Pope Osborne



Dinosaurs Before Dark(Magic Tree House 1)
著:Mary Pope Osborne


子どもに大人気のシリーズ、マジックツリーハウスの第1巻。
1歳違いの兄妹、JackとAnnieがみつけた、魔法のツリーハウスで恐竜の時代にタイムトラベルしてしまう。

何事にも慎重な兄と、自由奔放で、考える前に行動してしまう妹の対比が面白い。
年齢差は違うが、うちの子ども(兄と妹)もこんな感じ。
実にリアル。

小学校低学年向けだと思うので、英語はとても簡単。
登場人物はほぼJackとAnnieだけなのも読みやすい。
lexileレベルは240とのことだけれど、うーん、それはさすがに低すぎるんじゃないかなぁ。
400前後くらいじゃないかなという個人的な印象。


■--ややネタバレ含む
おもな登場人物

●Jack
8歳の兄。本が好き。
何事にも慎重で、恐竜の時代でも何かする前に本で調べてから行動しようとする。
でも、そうしているうちに妹が先走るので兄は大変だね。
メモ好きでもあって、気づいたことをメモできるノートをいつも持ち歩いている。

●Annie
妹。7歳。
考える前に体が動いちゃうタイプで、兄にくぎを刺されても結局聞かない。
でもJackだけでは何も話が進まないけど、Annieがどんどん行動しちゃうからいろいろ事件も起こるし、それが解決することもある。
動物好きで、動物にあったとたんに名前を付ける。

2017年1月12日木曜日

Someday Angeline / Louis Sachar



Someday Angeline
著:Louis Sachar



賢くて飛び級をしているAngelineという少女が主人公のストーリー。
母親が亡くなっており、ゴミ収集を仕事としている父親は、自分と違う娘をどう育てて良いか、戸惑っていて、ちょっとギクシャクしている。
Angelineは学校でも、飛び級して周りに馴染めていない事に加え、担任の先生の先生も意地悪で、あまりうまくいっていない。

そんなおり、たまたま出会った男の子Garyと、その男の子の担任の先生Miss. Turbooneと友だちになる。

日常に違和感を覚えているAngelineと父Abelが、それぞれ少し成長していくストーリー。

新しく友だちになったGary、Miss. Turbooneとの関わりで、それまでちょっと行き詰まっていた父娘の関係が少しずつほどけていく展開がとても暖かくてすてきです。


英文は平易で分かりやすい。
lexileの指標だと、610。

途中、魚の名前が英語で言うとちょっと難しいが、分からなくても問題無い。
Garyはよくジョーク(だじゃれ?)を言うので、それが理解できるとおもしろみが増します。
子どものジョークなので、それほど難しくなく、理解しやすいと思います。


■--ややネタバレ含む
おもな登場人物

●Angeline
主人公の女の子。
8歳だが飛び級で6年生のクラスに入っている。
賢く知識も豊富だが、歳の離れたクラスメートになじめなかったり、担任の先生も冷たく当たるため、学校があまり楽しくない。
そういったストレスからか、時に泣き出したり、学校を抜け出してしまったりということもある。
母親がなくなっており、父親と2人暮らし。

●Abel
Angelineの父。
5年前に妻を亡くし、Angelineと2人暮らし。
清掃員の仕事をしており、ゴミ収集車で相棒のGasとともに働いている。
Angelineの才能を無駄にしたくないという思いが強すぎるところがあり、また、一人親で難しく考えすぎてしまうのか、娘との接し方に悩みを感じている。
AngelineはAbelと同じ清掃員になりたくて、学校でゴミ係になるが、Abelは、それはAngelineの才能を無駄にしているように思えてしまうため、反対する。

●Gary
Angelineと同じ学校の5年生。勉強はあまり得意でないようだ。
ちょっと変わり者なせいか、クラスではういていて、Goon(まぬけ)と呼ばれている。
いつもジョークばかり言っていて、それがきっかけでAngelineと仲良くなる。

●Miss. Turbone(Mr. Bone)
Garyの担任の先生。
Miss. Turboneの発音がMr. Boneの発音とそっくりなので、GaryからはMr. Boneと呼ばれているが、本人は気づいていない。
優しい先生で、GaryとAngelineの支えとなる。

●Mrs. Hardlick
6年生(Angelineのクラス)の担任の先生。
Angelineに冷たく当たる。
おそらく、Angelineが自分より賢いことに気付いているので気に入らないのだろう。典型的なよくない先生で、自分の思うとおりにクラスをコントロールできないとイライラするようだ。
授業の進め方もうまくなさそうなうえに、内容も間違っている。(笑)